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もはや伝統工芸!左官工事の歴史

こんにちは!名古屋市、岡崎市、豊田市などの愛知県や西三河の各地域で左官工事を承っております株式会社コンドー工業です。
建築技術の中でも、左官工事は日本で独自の発展を遂げてきたものです。
今回は、左官工事の歴史についてお伝えします。
建築技術という役割のみならず、伝統工芸としての役割もありますので、ぜひ参考にしてください。

「左官」という名称

「左官」という呼び名の起源はいくつか説があります。

官職としてつけられた

昔は官邸に入るのに、「位」を授けられていることが条件であったため、官邸に入る職人にも何かしらの位が必要でした。
そのため官邸の建設や修繕に携わる職人に対して、「左官」という官職をつけたという説があります。

大工は右官と呼ばれていた

建築工事は建物の骨組みを作る躯体工事と、壁や天井を作って居住空間にする仕上げ工事で構成されています。
このうち、躯体工事を行う大工のことを「右官」と呼んでいたことから、その後に控える仕上げ工事の職人を「左官」と呼ぶようになったという説もあるようです。

起源は縄文時代

左官工事の起源は縄文時代といわれています。
当時は「土製石器」が生まれた時代であり、現在のようなコテを使って作業をするのではなく、土に水分を含ませて小さなかたまりを作り、積み重ねることで壁面を作っていました。
その後、現在のような様式になったのは、飛鳥時代になってからだといわれています。
飛鳥時代では、石灰を用いて壁を仕上げ、壁の芯として細く割った木を使っていたところから、現在の左官工事の元となる手法がとられていたようです。

継承される技術

材料や工法は多少違いますが、左官職人の技術は現代に至るまで脈々と受け継がれています。
現在の様式は、江戸時代にはすでに完成されていました。
さらに漆喰仕上げが誕生したことで、防火機能のある壁として長く採用されてきました。
時代により役割やニーズは変わりますが、今も広く用いられる技術として、左官の技は存在しているのです。

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